設立の想い

私が初めて国際社会を意識したのは、バックパッカーが集まり酒を飲み旅を語る「場」カオサンBAR(当時)でした。英語がてんでダメな私でしたが、彼らと盃を交わし旅の話を共有しながら日本の良い所やおすすめの場所等を伝えると、 "Your English is perfect!"と言って褒めてくれる人が沢山いた事に驚きました。
(多分私の場合は、5段階評価で「2」位だと思いますが・・・)

私は素直に「なんだ言葉(気持ち)通じてるじゃん!」っと思い、海外からの旅行者とのコミュニケーションがとても楽しくなりました。そうしているうちに、カタコトの私ですが、いつからか英語で自分の夢を語る国際交流イベントを主催するようになりました。

ある時、日本人が立派な夢を英語で一生懸命語っている所に、ひょろりと現れたオーストラリア人の旅行者が一言。"I will go to Korea next week." とても流暢な英語を話した彼に対して、この日一番の拍手!!
「えぇっ???」 私は理解に苦しみました。話には中身がなく、母国語だから英語が上手いのは当前で・・・
これは一例ですが、私は会を通して2つの「多すぎる」に気がつきました。
・Exchange(交換)出来るほど日本の事を知らない人が多すぎる
・完璧に話せないとダメだと思っている人が多すぎる(発音/文法/単語)
結果、一方的な英語練習会になるつまらない事態に陥り、これではせっかく旅行に来た外国人もたまった物では無い・・・

私は多くの日本人が日本の良さをExchange出来ない事に危機感を持ち、「果たしてステレオタイプにグローバルと言って国際社会でたたかえるのだろうか?」と疑問を抱きはじめました。そして日本の伝統や文化を勉強するようになり、日本が多くの国々から「愛され」「信頼され」ているという事を知りました。
この事は私にとって大きな自信になり、「これだ!!」と閃き、文化や歴史、国際社会から見た日本などを楽しく学ぶイベント『socialbar』を開催するに至りました。

My Eyes Tokyo代表の徳橋氏とアイデンティティについて話した時のこと、彼自身の経験から海外に出て働く人にこそアイデンティティは必要でそれが拠り所になると意気投合、『粋』プロジェクトが始まりました。

自分自身のルーツを知り、自信を持って国際社会の場に出て、他国の伝統や文化をもっと積極的に受入れる。
そんな世界で活躍できる人財コミュニティーを創造できれば幸いです。
2020年のオリンピックでは東京の誰もがカタコトでもいいので、自信を持って「おもてなし」が出来るようになればと願っています。

2014年4月10日 『粋』プロジェクト発起人:永田 勝也